エル大阪にて「ものづくりひとづくり寄席」という催しがあると聞き、
私を含む5人の部員と顧問の先生で行って参りました。
その内容は東北大学大学院環境科学研究科教授・石田秀輝先生による講演
「自然に学ぶものづくり」がメインでした。
『講演会』と聞くと堅苦しく専門用語が飛び交うイメージで、高度な話の内容が私たちに理解できるのかと正直心配していたのですが、
石田先生は非常にわかりやすく噛み砕いた表現を用いてくださり、話の進め方も引き込まれるようで、あっと言う間の2時間でした。
自然に学ぶ、という話の中で
一番に石田先生がお話しされたのが「カタツムリの殻」。
彼の殻は汚れることはありません。
なぜなら、表面が特殊な構造をしているからです。
これを壁の表面に応用し、完成したのが「汚れない壁」。
上記に代表される、生物を参考に作られた技術のことを「生物模倣(バイオミメティック)」
と言うそうです。
石田先生は、この生物模倣を応用し、たくさんのものを生み出しました。
お話を聞いていて、石田先生の発想発案はどれもワクワクするものばかりでしたが、
そのワクワクの発想の原点となるのが、『バックキャスト』と呼ばれる考え方だそうです。
現状から将来を考えるのではなく、将来から現状を考えるというその考え方に、
私は、自分のなかの常識が崩れて行くようで、
とても衝撃を受けたのを覚えています。
それだけではありません、講演内のどこをとっても
今までには無い考え方で、とても有意義な時間を過ごすことが出来ました。
講演終了後、光栄なことに
先生と写真を撮らせていただけることになりました。
それがこの時の写真です
また、質問会や講演終了後にも、工科高校の生物部としてどうあるべきかのご助言をいただきました。
私たちがこれからのものづくりを支えることができるよう、精一杯勉強していきます!
石田先生、貴重なお時間をありがとうございました!
追記:石田先生より直接、『私のことをブログに載せるなら、講演会のだめだったところも書きなさい(笑)』と言われたので…
グラフや図をたくさん使われている講演会だったのですが、どのようにグラフを見ればよいのかわかりにくい場面がありました。(便利・自然・育てる・節制…のグラフなど)
もちろん私たちの知識や能力が足りないせいなので、 次に石田先生の講演会を聞かせていただく機会があれば、もっとレベルアップして挑みたいと思います!
ありがとうございました!
投稿者:講演会出席生徒一同
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